社員・役員インタビュー
三井住友建設鉄構エンジニアリングの社員と役員にインタビュー。当社への就職・転職を決断した理由、現在の仕事と働き方、将来の目標など、それぞれの「今」について語ってもらいました。
interview
社員インタビュー

「多様な経験で専門性を身に付けて❝頼られる人❞を目指しています」
2022年新卒入社、健康医療スポーツ学部医療スポーツ学科卒業。コロナ禍中に就活を経験したこともあり、世の中の変化に強い仕事と感じたことも入社の決め手となった。大学では救命救急を学んだが進路変更。今は技術を磨きながら社会の役に立てる工場の仕事にやりがいを感じている。
製造本部 千葉工場 品質保証部
S.S. 2022年 新卒入社

世の中の動きに左右されず、長く働ける仕事に就きたかった
大学進学で千葉に移り住んだのをきっかけに、ずっと千葉で暮らしたいと思うようになり、就職活動でも「千葉県内で働けること」を条件に会社を探していました。最初は、業種についてはとくに意識していなかったですね。文系学部出身ということもあり、技術職に就きたいといった希望もとくにはありませんでした。 そんな中でこの会社を選んだのは、国や地方自治体など公共の仕事を中心に手掛けていて、たとえばコロナ禍のような事態が起こっても影響が少ないのではないかと思ったからでした。ここなら生涯安定して勤められそうだと感じたんです。 会社説明会で聴いた「地図に残る仕事」という言葉にも興味を惹かれました。長く残るものをつくる仕事は、誰でもできることではありません。もしそんな仕事に関われるなら、ぜひ挑戦してみたいと思いました。

工事が正しく進められるよう、精度に責任を持つ仕事
千葉工場では東日本で建設する部材をつくっていますが、私たち品質保証部の仕事は、「正しくつくられているか」を確認することです。 確認作業は、一人で特定の工程を担当するのではなく、部内の全員で協力して複数の工程を並行して進めていきます。私がよく担当するのが、工場内で仮組立した橋の計測です。橋はいくつかのブロックに分けてパーツをつくりますが、それらを50m、100mといった単位で仮組立したうえで、必要な精度でつくられているかを確認します。 具体的には、桁の部分がきちんと鉛直になっているのか、接合部分にズレはないかといったことを専用の機器を使って計測していきます。しっかり確認しないと、現地で正しく、かつスムーズに工事を進めることはできません。 確認時に不備が見つかれば、溶接などの作業を行う協力会社のみなさんにやり直しをお願いすることになります。コンマ1ミリ単位の基準に満たない場合など、工程の複雑さやかかる時間を考えると、「このくらいならよいのではないか」と言いたくなる気持ちも分かります。でも、基準には必ず意味があります。そこをしっかり伝えるのも、自分の役目だと思っています。

専門性を高めて、官公庁の人とも対等に話せるようになった
製作中の橋については、お客様が工場を訪れ、直接検査をされるタイミングがあります。そんなときには、私も担当者として報告書をつくって説明します。新人の頃はお客様の質問にうまく答えられず、先輩に助け舟を出してもらったこともありましたが、今では、自分が担当している計測についてはどんな質問にも答えられるようになりました。 お会いするお客様は、主に官公庁や地方自治体などの方たちです。この仕事に就く前は、役所の方たちは何でも知っていて、自分とは違う世界の人だと思っていたのですが、入社3年目の今、「自分の方がわかっているところもある」という自信もつきました。こうして日々専門性を高め、お客様と対等に話ができるようになってきたことにもやりがいを感じています。 去年は沿岸工事部の応援要員として、現場でケーソンをつくる仕事に携わった時期がありました。自分にとっては未知の製品であるうえに、納期までに時間もなく、さらには誰も使ったことがない新技術ばかりだったプロジェクト。とても苦労したのですが、何とか期日までにつくることができた達成感は大きかったですね。 それを可能にしたのは、沿岸工事部のみなさんとの団結力です。このときの仲間とは今は離れた場所で働いていますが、どこかで会えば思い出話ができます。そういう仲間ができたのも、この仕事を続けてきてよかったと思えることです。 今までで一番感動したのは、出張のついでに横浜で建設中の橋を見に行ったときのこと。工場では、200mの橋を200mの長さで見ることはないのですが、現場に行くとそれが橋になってかかっています。 その姿を見たとき、自分の仕事は本当に「地図に残る仕事」なのだと実感しました。入社してから今まで、10橋ほどの橋づくりに関わり、東日本のさまざまな場所で多くの人の生活を支えています。全国のたくさんの橋に関わることができていると思うと、大きなやりがいを感じます。

頼られる人になるために、さまざまな経験をしたい
もともとは営業職として採用され、「必要な知識を身に付けるため」ということで工場に配属されたのですが、今は工場の仕事そのものがとてもおもしろいと感じています。現在は品質管理の仕事をしていますが、今後はもっとものづくりそのものに近く、職人さんとの距離も近い製作ラインの仕事もしてみたいです。 目標は「頼られる人」になること。自分が新人の頃にも何かと助けてくれた先輩がいましたが、その先輩のように、何でも答えられる人になりたいですね。 そのためには、もっといろいろな経験を積まないといけないと思っています。「千葉で働きたい」と考えて入社したのですが、転勤を経験してみたいと思うようになりました。居場所が変われば幅広い経験ができ、いざというときに助け合える人脈も増えるでしょう。今までいい人ばかりに出会い、チームで働いてこられたこの会社なら、楽しくチャレンジできると信じています。
one week's work
ある1週間の仕事
月曜日
工場内パトロール、溶接外観検査、部材計測、塗装外観検査、膜厚測定、書類作成。塗装検査対応。
火曜日
工場内パトロール、溶接外観検査、塗装外観検査、膜厚測定、書類作成。
水曜日
工場内パトロール、溶接外観検査、仮組立計測、書類作成。
木曜日
工場内パトロール、溶接外観検査、計測等、書類作成。翌日の検査のための準備。
金曜日
工場内パトロールののち、検査対応。書類作成。
休日
趣味のドライブに行ったり、洗車をしたりする。現在、新たに二輪免許も取得中。
溶接、塗装、精度など日々さまざまなポイントを管理
基本的には屋内外を含め工場エリアに出て作業をしています。主に任されているのは仮組立した橋の計測ですが、溶接や塗装など幅広い部分のチェックを毎日行っています。お客様への報告が必要なため、毎日その日のチェック内容を書類にまとめていきます。 1週間に1度ぐらいのペースでお客様からの検査が入るため、その前の数日間はとくにその検査項目の確認と準備が中心になります。