デジタル化や働き方改革で環境は改善 建設業界は人手不足の今が就職・転職のチャンス!
超少子高齢化が進む日本において、いま注目されている産業のひとつが建設業界です。2025年問題や2030年問題が指摘される中、建設業界は深刻な人手不足に直面しています。
一方で、働き方改革やデジタル化の推進により職場環境は大きく改善しており、若手や新卒者にとっては「今が狙い目」といえるチャンスに満ちた業界です。
1. 建設技術者の新卒就職は増加傾向!
まず、新卒の就業動向を見てみましょう。2024年度の大学新卒者のうち、建設業界への就職者数は20,823人。「建築・土木・測量技術者」は、13,289人にのぼります。10年前と比較すると、技術者は約1.3倍に増加しており、新卒者の関心が高まっていることがわかります。

しかし、新卒就職者が増えているにも関わらず、建設業界全体では依然として人手不足が続いています。この背景にあるのが、人口減少と高齢化です。
2025年には、国民の5人に1人が後期高齢者に。2030年には、人口の3人に1人が65歳以上となる見込みです。建設業界の就業者数は、1997年の約685万人をピークに減少し、2024年には約477万人にまで落ち込んでいます。
一方で、建設投資額は2013年以降、再び上昇傾向にあります。国土交通省による建設工事受注動態統計調査(大手50社調査)によると、2024年度の建設工事受注総額は前年度比5.3%増で、4年連続の増加です。
老朽インフラの保全、都市再開発、防災・減災などの需要が拡大を続け、建設業界はまさに需要過多の状況です。供給が追いつかない今こそ、若手や未経験者が新たな担い手としてキャリアを築く絶好のチャンスといえます。
出典
国土交通省|建設工事受注動態統計調査
国土交通省|建設業を巡る現状と課題
一般社団法人日本建設業連合会|建設労働 |建設業の現状
2. 働き方改革が進み、3K→「新4K」へ
かつて「3K(きつい・汚い・危険)」と言われた建設業界が、いまや「新4K(給料がいい・休暇が取れる・希望が持てる・かっこいい)」に変化しつつあります。その背景には、国の制度改革と、企業による職場環境改善の努力があります。
2024年4月より、建設業にも時間外労働の上限規制が適用され、原則月45時間・年360時間が上限となりました。また、国土交通省直轄土木工事では「週休2日工事」の導入が拡大しており、労働時間の削減と安全性・生産性の向上が進んでいます。
また、賞与アップ、有給取得促進、リフレッシュ休暇、フレックスタイム制の導入など、福利厚生を充実させる企業も増加。近年では、女性技術者・女性施工管理者も増えており、「現場女子」という言葉も聞かれるようになりました。求人では、文系出身者や業界未経験者を歓迎する内容も多く、多様な人材が活躍できる環境が整っています。
こうした変化により、建設業界は「若いうちからスキルを磨ける」「安定した収入を得やすい」「自分の仕事に誇りが持てる」仕事として、再評価されています。
出典
厚生労働省|建設業・ドライバー・医師の働き方改革総合サイト はたらきかたススメ
国土交通省|技術調査:働き方改革・建設現場の週休2日応援サイト
3. デジタル化による効率化と質向上
働き方改革と並び、もう一つの大きな変化が「建設DX」です。ICT、BIM/CIM、ドローン、ロボット、AIなどの最新技術が導入され、現場の在り方そのものが変化しています。経験と勘に頼っていた作業が、データに基づく精密な施工へとシフトし、業務効率・安全性・品質が飛躍的に向上しています。
たとえば、測量作業では、ドローンによる撮影データから地形モデルを自動生成できるようになり、従来は数日かかった作業が数時間で完了。BIM/CIMを活用することで、設計から施工、維持管理までを3Dデータで一元管理し、ミス削減や工程の最適化も実現しています。AIやロボットが重作業や危険作業を担い、人間は管理・判断・調整といった付加価値の高い業務に専念できるようになりました。
デジタル化の波は、「建設現場=体力勝負」という従来のイメージを一新しています。今、求められているのは、データを読み解き、テクノロジーを現場に活かせる人材です。ICT施工やBIM運用などを担うDX人材は業界全体で不足しており、若手技術者の存在感が高まっています。
デジタル技術に親しんだ若手世代にとって、建設業界はまさに腕を試せるフィールドです。最新技術に触れながら社会のインフラを支えるという、やりがいと成長機会に満ちた業界といえるでしょう。
4. AIに代替されない建設技術者の魅力
AIやロボットによる自動化が進む中、「AIに奪われない仕事」として注目されているのが建設業界です。
現場では、天候や地盤、作業環境など、毎日異なる条件のもとで多くの判断が求められます。図面通りに進まないことも多く、その都度チームで連携しながら最適な解決策を導き出す必要があります。設計・施工・安全管理・品質確認、さらにはお客様や地域住民との調整まで、どの工程にも人間の経験・判断・コミュニケーション能力が不可欠です。
さらに、建設業界で一度身につけた技術や資格は、長期的に活かせる点も大きな魅力です。たとえば、「土木施工管理技士」「技術士」などは、全国で通用する国家資格であり、キャリアアップや待遇向上、将来的な安定につながります。
建設業界では今、人とテクノロジーが共に進化しています。今後、AIを使いこなす建設技術者の市場価値は、ますます高まっていくでしょう。
まとめ - 建設業界は今が狙い目!
少子高齢化やベテランの退職、工事需要拡大などを背景に、建設業界は若手技術者を強く求めています。働き方改革とデジタル化の進展が、若手の成長機会を後押ししています。
社会基盤を支えるという社会貢献度の高さと、地図に残る構造物を手掛けられるのは、建設業界ならではの魅力です。今後高い需要が見込まれる建設業界で、次世代を担う技術者として活躍してみませんか。
三井住友建設鉄構エンジニアリングは、橋梁事業・橋梁保全事業・沿岸事業を通じて、半世紀にわたり日本のインフラを支えてきた企業です。いち早く働き方改革に取り組み、業界未経験者や若手技術者の採用も積極的に行っています。技術者として社会に貢献したい人、ダイナミックなものづくりに興味のある人は、ぜひ三井住友建設鉄構エンジニアリングの採用サイトをチェックしてください。