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社員・役員インタビュー

三井住友建設鉄構エンジニアリングの社員と役員にインタビュー。当社への就職・転職を決断した理由、現在の仕事と働き方、将来の目標など、それぞれの「今」について語ってもらいました。

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社員インタビュー

「競い合うのではなく協力し合う営業で、多くの人に役立つ仕事に関われる」

2024年中途入社。中学生のとき中越地震の被災者となった経験から、建設の仕事に興味を持つ。営業職として入社したが、競い合うのではなくチームで結果を出していくスタイルが自分に合っていると感じている。

営業本部 沿岸営業部

T.H. 2024年 中途入社

原点は被災体験。災害に強く、 多くの人に役立つ建造物を作りたい

私は新卒でハウスメーカーに就職し、その後、建設系資格向けの講習会を主催する財団法人を経て当社に入社しました。一貫して建設業界を歩んできた根底には、中学生のときに新潟県中越地震で被災した経験があります。ライフラインがすべて寸断される中、車の中で数日を過ごし、学校にもしばらく行けなかった経験から、地震などの災害に強い建築物を作りたいという気持ちが生まれたんです。 講習の仕事を経験し、再びものづくりの世界に戻ってきたのは、自分はやはり「形のあるもの」をお客様に届けることにやりがいを感じると気づいたからでした。そのうえで当社を選んだのは、より多くの人の役に立つことができるのではないかと思ったからです。 ハウスメーカーでは個人住宅の営業を担当していましたが、当時はまだ若手だったこともあり、営業担当者として売れるのは年に数棟。「この人の役に立てた」と感じられる人数も限られていました。しかしインフラは、一つの建設物に大きな影響力があり、より多くの人の役に立っていると実感できます。

お客様からの相談に対して正確な情報を提供して信頼を得る

現在私が担当しているのは、沿岸製品といって、港湾設備として使われている製品です。具体的には、潮位に合わせて高さが上下する「浮桟橋」、防波堤等に使われる「ケーソン」、そしてフェリーに車が乗る際に使われる「可動橋」などがあります。 こうした製品のお客様は、主に国や地方自治体といった官公庁です。営業の仕事は、「製品について知りたい」と相談されるところから始まります。同じ営業でもハウスメーカーとは異なるところも多く、最初は新鮮でした。 営業に求められる重要な役割は、情報提供です。大きな製品には多くの工程があり、関係者も多岐にわたるため、各工程にどれくらいお金がかかるかを正確に出さないとプロジェクトがうまく進みません。案件を受注するには、さまざまな情報を技術的な説明も含めてしっかりお客様に伝えるとともに、いただいたご要望を具体化して会社に伝えるのも大事な仕事です。 当社にお任せいただきたいプロジェクトを受注するために、日頃から官公庁などを訪問し、計画やニーズなどの情報収集をしています。

膨大な要素が関わる「積算」をチームとともにやり遂げた

「各工程にどれくらいお金がかかるか」を計算して積み上げる作業を「積算」といいます。今まで経験した中で、最も大変だったのがこの積算でした。公表されている設計書を読み解いて一つひとつの工程にかかる費用を計算していくのですが、そのためには、工事に関するさまざまな知識と高い精度が求められるのです。 実際に計算してみると、公表されている予定価格と大きなズレが生じることもあります。その場合は、どの工程に不備があったのか細かく確認したり、積み上げ方を変えてみたりするのですが、やればやるほど迷うこともあります。 そんなときは、とにかく営業部内で相談するように心がけています。いちばん大変だった仕事も、チームの力を借りながら何とか完成させることができました。さまざまな経験を通じて得た知識をもとに、お客様に説明し、ご理解をいただけたときには大きな手応えを感じました。 当社は大規模な仕事が多く、一人でできることはありません。営業も個人が競い合うスタイルではなく、チームで仕事を進められるのも、自分には合っていると感じています。

故郷・新潟にも自社の沿岸製品を納めたい

私たちが扱っている製品は、大きな製品ばかりです。例えば浮桟橋は、海に浮いている部分しか見えていないため、全体のサイズがわかりづらいのですが、実は浮かべる前は巨大なコンクリートの塊です。「こんなものが世の中にあったのか」というのが最初の印象でした。 さらにそれが実際に使われている現場を見ると、同じようなものでもさまざまな役割を担っています。漁港であれば漁師さんにとって、通勤や通学の路線であれば日常の足として、それぞれ欠かせない設備です。広島県に出張に行ったとき、現地の方が日常的に船で島を移動していて、そこで当社の浮桟橋が使われているのを見たときは、本当にさまざまな方の役に立っているのだなと実感しました。 大阪・関西万博でも、当社が納めた浮桟橋を活用して海上交通が使われることになっています。こうした大きなプロジェクトに関わることができることもやりがいにつながっています。将来は、大規模プロジェクトに関わると同時に、地元である新潟でも当社の沿岸製品を活用した事業に携わりたいと思っています。そのためにも日々情報収集に努め、タイミングを逃さず提案ができる準備を整えておきたいです。

one week's work

ある1週間の仕事

月曜日

部内ミーティングで各自の状況を報告。対応中の案件をこの場で共有し、今後の対応について協議している。

火曜日

工事、設計業務などの状況確認。発注済み工事の積算を実施。

水曜日

前日から引き続き積算業務のほか、お客様向けの資料作成や、設計コンサルティング会社から依頼された概算工事費用算出も行う。

木曜日

岡山の玉野工場へ出張。工事の進捗状況を確認する。

金曜日

引き続き玉野工場にて、受注済み工事の検査に立ち会う。

休日

2人の子どもと一緒に公園で遊ぶ。関東圏の水族館へ家族で出かけることも多い。

進行中の工事の状況を把握しつつ、的確な資料で関係者に情報提供

仕事の柱の一つは、入札前の案件について行う積算業務や、具体的な工事費用を算出する概算工事費用算出など、細かい情報を集めて数字をまとめる業務です。これらの数字を資料に落とし込む際には、相手が理解しやすく、こちらも説明しやすい形になるよう工夫しています。そのほか、入札に必要な資料をまとめるも私の仕事です。 私たちが取り扱っている沿岸製品は、岡山の玉野工場と四国工場で製造しているため、月に1~2回は出張もあります。進捗状況の把握や、お客様による検査への立ち合いなどを行っています。