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社員の生の声

社員が語る!「今でも忘れない橋梁設計・沿岸設計の仕事」

社員が語る!「今でも忘れない橋梁設計・沿岸設計の仕事」

三井住友建設鉄構エンジニアリングは、日本全国の橋梁・沿岸の設計や施工管理に携わり、多種多様な構造物を手がけています。初めての地でも「一発OK」を出せるのは、社員の専門性と技術力、そしてチームワークによる「現地力」があるからです。

今回は、そんな現地力を生み出す社員に、「忘れられない思い出の仕事」を語ってもらいました。建設業界ならではの仕事や達成感に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。

目次
社員に聞いた!忘れられない思い出の仕事は?
 ①憧れの大規模橋梁に挑戦できた(Nさん・設計)
 ②実家近くの浮桟橋の新設工事を担当した(Kさん・沿岸設計)
 ③初めての現場代理人で仕事の面白さにきづいた(Aさん・沿岸工事)
 ④追加オーダーにも応じ、初めての担当案件をやり遂げた(Mさん・橋梁設計)
 ⑤お客様に誠意を尽くし、信頼を勝ち取った(Sさん・取締役)
まとめ

社員に聞いた!忘れられない思い出の仕事は?

三井住友建設鉄構エンジニアリングでは、全国の橋梁・沿岸工事を手掛けています。ひとつとして同じ仕事はなく、それぞれのプロジェクトで難しさや工夫があります。橋梁や沿岸構造物というダイナミックなものづくりだからこそ、完成したときの達成感はひとしおです。

憧れの大規模橋梁に挑戦できた(Nさん・橋梁設計)

西部橋梁設計部に所属するNさんは、「海に架かる大きな橋を架けたい」という思いを胸に、三井住友建設鉄構エンジニアリングに入社しました。

私がはじめて自分の案件を担当したのは、入社2年目の秋のこと広島県の海上にかかる660mに及ぶ橋梁の新設工事でした。はじめての担当案件で、夢だった海に架かる大規模橋梁のプロジェクトに携わることが決まり、とてもうれしかったです。
実際の工事は難易度が高かったため、上司や先輩が全力でサポートしてくれました。私が主に担当したのは、ジョイントベンチャー各社との日常的な情報共有、社内の主構造図面の照査・修正、現場とのやり取りなどです。はじめての案件で、このような大規模なプロジェクトに関われたのは、とてもよい経験だったと感じています。
実際に橋が架かるときには、朝5時から現場に行き、架設される瞬間を見届けました。無事に橋が架かる瞬間は、まさに感動そのものです!

②実家近くの浮桟橋の新設工事を担当した(Kさん・沿岸設計)

沿岸設計のKさんは、入社2年目に初めて自分が担当した案件が、地元の工事だったのが印象的だったといいます。

私が最初に担当した案件は、なんと実家の近くの現場でした。タイミングがよかったこともありますが、「せっかく地元の案件があるならやってみよう」という部長の配慮があったからこそ実現できたことです。慣れ親しんだ地元の案件を担当できると聞いたときは、わくわくしました。
工事の内容は、浮桟橋の新設でした。基本設計の通りに設計を進めていき、新人の自分でも一つひとつの手順を踏んで、「貢献できた」というやりがいを感じられるものでした。もう4年ほど前の工事になりますが、今でも地元に帰ったときは浮桟橋の様子を見に行くほど、思い入れのある現場です。
その一方で、3年目に担当した鹿児島の工事はとても大変でした。構造計算書を一から作り直すという難易度の高い工事でしたが、終わったあとには上司に「よくがんばったね」と認めてもらいました。自分の努力を見てくれる上司がいるので、もっとがんばろうという気持ちが自然と湧いてきます。

③初めての現場代理人で仕事のおもしろさにきづいた(Aさん・沿岸工事)

工学部宇宙航空システム工学科卒業のAさん。大学の教授の勧めで当社に入社し、3年目で初めて任された現場代理人の工事を機に、沿岸工事の魅力にはまりました。

初めて現場代理人をまかされたのは、入社3年目になってからです。広島県の浮桟橋の工事で、お客様との打ち合わせや工程管理、予算管理などを担当しました。
現場代理人の決定は、工事の成功を左右します。最初は弱気な部分もありましたが、協力事業者との話し合いの場面でも「自分の考えを恐れずに伝える」ことを心掛ける中で、徐々に自信がついてきたように思います。
自分の意見を強く持つために意識したのは、お客様や現地の方の要望をヒアリングし、ニーズを把握すること。特に、現地の方の希望は、お客様が叶えたいことでもあるので、正しく理解する必要があります。自分で現地の方に聞き込みをすることで、三方良しの精神を実現できたプロジェクトとなりました。
このプロジェクトの達成を機に、沿岸工事のおもしろさに一気に引き込まれ、今では休日に見かける工事現場をチェックしてしまうほど魅力にはまっています。責任は重いけれど、その分やりがいも大きく、日々新しい経験を積めることに喜びを感じています。

④追加オーダーにも応じ、初めての担当案件をやり遂げた(Mさん・橋梁設計)

橋梁設計部のMさんは、初めて担当したプロジェクトをやり遂げた経験が、今も自分の自信になっているそうです。

入社3年目に初めての担当案件で、三重県のプロジェクトに携わりました。誰かの指示を受けずに業務を担当するのは初めで、わからないことは上司に聞きながら進めました。
基本は照査設計の仕事でしたが、工事の途中でお客様から追加オーダーがあり、一から図面を作ることも。最終的には、全部で20枚ほどの図面を仕上げました。現地の工事担当から図面の修正を依頼されたり、書類の不足を指摘されたりとイレギュラー対応が多く、スケジュール調整に苦労した思い出があります。
お客様のオーダー通りに図面と計画書を作成し、無事に橋が完成したときは、ほっとしました。初めての担当案件で、自分で一から図面を作り上げた経験は、今も大きな自信となっています。

⑤お客様に誠意を尽くし、信頼を勝ち取った(Sさん・取締役)

三井住友建設鉄構エンジニアリングの前身である三井造船から、当社とともに歩んできたSさん。長年、技術本部にて橋梁設計を担当してきた中で、忘れられない出来事があるといいます。

2004年頃、広島の橋梁を完成させた10年後に、「支承のセットボルトが破断している」と連絡を受けました。お客様からは製品の品質を疑われましたが、私と設計担当者、工事担当者の3人で、原因究明と安全対策に乗り出しました。
ドロドロになりながらも、毎日お客様のもとに通い、進捗状況や今後の方針について報告しました。お客様からは当社の責任を追及されましたが、私たちはとにかく誠心誠意を尽くすことに必死でした。そして、何度も協議を重ね、検査を続ける中で、ボルトの品質不良ではないことが判明したのです。ボルトが破断した原因について資料を揃えてお伝えすると、お客様はようやく心を開いてくださり、当社に全幅の信頼を寄せてくれるようになりました。
そのお客様からは、工事が終わったあとも別件で相談を受けるようになりました。工事とは違うところでつながるほどにお客様から信頼してもらえたのは技術者として誇らしく、今でも自慢できる思い出です。

まとめ

三井住友建設鉄構エンジニアリングは橋梁事業・橋梁保全事業・沿岸事業を展開し、特殊な環境における新設工事、橋梁の補修、長寿命化の取り組みなどで、豊富な実績とノウハウを有しています。

橋梁設計・沿岸設計、施工管理などの職種では、入社2〜3年目から自分の担当案件を受け持ちます。初めての担当案件に強い思い入れを持つ若手社員は多く、自分の力でやり遂げた経験が深い自信へとつながっています。

建設業の仕事にチャレンジしたい方、地域の産業や暮らしを支えるものづくりに興味がある方は、三井住友建設鉄構エンジニアリングの企業サイト・採用サイトで、求める人物像や仕事内容、働き方、キャリアなどをチェックしてみてください。